ストレスは免疫力を低下させる

ストレスは免疫力を低下させる

ストレスは免疫力を低下させる

 

強いストレスが病気を招くということは、今では誰でも知っている常識です

 

ただし、ストレスがまったくない状態が理想かと言うとそうではありません。ストレ スゼロの世界では、元気に過ごすこともできません。

 

ストレスは、一般に悪い意味とし て使われていますが、生きていくうえで必要な。刺激、でもあるのです 要は、バランスの問題です。

 

健康やがん予防を考えるうえで、「バランス」というの は実は重要な概念です。

 

 

ストレスがかかったとき、私たちのは日の前の状況に対応 (闘争や逃走)するために集中し、呼吸を荒くして酸素を多く り込んだり、心拍数を増して血流を増やしたりして、臨戦態勢を整えます。

 

反対に、ストレスのない状態のときは、「副交感神経」が働いています。夜眠ってい るときや、食後にのんびり休憩しているとき、湯船につかってくつろいでいるとき、あ るいはマッサージを受けて眠くなったようなときがそれに当たります。

 

 

交感神経が優位な状態というのは、日常、仕事で気が張っているときや、スポーツ競 技で相手を負かそうと興奮しているようなときです。

 

ストレス状態にあるということ は、肉体活動を活発にし、内に秘めている力 ストレスは生命活動やもっている能力を存分に出し切るために必要なものですが、心 がっ身の許容範囲を超えるほどの強いストレスてきたときに問題が生じます。

 

 

ストレスは、白血球のバランスを崩し、免疫力を低下させる

 

実は、ストレスは筋肉を緊張させ、呼吸や心拍数を増やすだけではありませ血液の状態に影響を及ぼします

 

 

正確に言えば、白血球のバランスに影響します。

 

血液の成分の血球には、赤血球、白血球という区別があることはご存じと思います(そのほかに、出血したとき血液を固めて止血する血小板もあります)。

 

ストレスは、交感神経を優位にすることで、自血球を増やし、リンパ球の仲間を減少させます。

 

全身の細胞に酸素を運んでいる赤血球と、全身の細胞をメンテナンスしている白血球 は、共に骨の中にある骨髄でつくられます。

 

元は同じ「造血幹細胞」という細胞として 生まれ、それが育つ間にそれぞれの役割をもつようになるのです

 

白血球のうち頼粒球の仲間は、主にパクテリア (細菌)の処理を受け持っています。

 

 

その中心的存在である好中球には、細菌感染を防いだり、血管や臓器の表面にある粘膜や一方のリンパ球にもさまざまな種類がありますが、免疫の主役として、がん細胞やウイルス感染細胞を処理しています。

 

ナチュラルキラー細胞こそが、がん退治のスペシャリストと言うべき免疫細胞です。 つまり、順粒球とリンパ球は、どちらも体にとって重要な役割を果たしているわけで す。

 

 

ところが、ストレスによって交感神経の緊張が続くと、頼粒球のほうが異常に増え、 がんにならない体をつくるうえで不可欠な、肝心のリンパ球が減少してしまうのです。

 

頼粒球の割合は通常、安定しています。

 

しかしがこの割合が増えすぎると、自分の組 織を攻撃し、胃潰瘍や関節炎などの「炎症」を引き起こしてしまいます。

 

それは、血液中では数日も生きられない頼粒球が死ぬときに出す活性酸素の作用によるものです。

 

また、頼粒球過剰の状態は、リンパ球を相対的に減少させますが、リンパ球の仲間で がんを攻撃するNK細胞も同時に減少してしまいます。

 

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